マンダラを描くモチベーション
描くモチベーション
病気で布団に入っていて、何かできないものかと微力ながら考えていた。
うつ伏せになりながら、できることは…と。
そしてたどり着いた場所が「曼荼羅を描く」ということだった。
最初は手探りで描いた
私のマンダラのスタイルは、かなり独創的で、描き方なんてググる気にもならなかった。
とにかく思いつくままに描いて、その先は何も考えていない状態だった。
- まずは20枚描こう
- 20枚描いたから次は50枚
- 50枚描けたから次は100枚
- 100枚描けた、じゃあ次は1000枚描こう
と、可能なレベルでの目標を更新していった。
それに、以前から、物書きばかりしていた自分には、絵での表現はとても楽しいものだった。
フォロワーからの反響
私は馴れ馴れしいインスタグラムの付き合いは苦手であった。
美味しそうなランチをInstagramへアップして、いいね!といった付き合いは求めなかった。
なので、出来得る限り、関係を切った。
マンダラを公開し始めたころは一桁のフォロワーだった。
このあたり、植物を育てるようだと感じている。小さな芽から、大きな茎へ。やがて花は咲くかなと。
最初は5人しかフォロワーはおらず、本当に小さな空間からのアート発信だった。
今はマンダラで繋がったフォロワーが289人になっている。
絵描きはもちろん、ミュージシャン、フォトグラファー、意外と多いのはタトゥーアーティストからのフォローである。
ガラパゴスな日本
日本人は「ガラパゴス」と呼ばれるだけあって、独特の感性を持っている。それは日本にいると当たり前なので、気づかない。
しかし、世界へ「アート」として発信すると、和の色彩美がどれほど希少かしみじみ分かる。
少し良い表現をしすぎているかもしれないが「オリエンタルに見える」ようだ。
私たち日本人が「美しい」と思うものは欧米諸国には一際輝いているといってもよい。
繊細さや、出来栄えを気にするのも日本独特の文化である。
例えば、あなたが書いた「落書きのような絵」を公開しようとは思わないだろう。僕は落書き同然のマンダラを公開した。
良いものを表現できている実感
私の絵に対して、花は、ちらほら咲いている。
コメントで「ANTHEM!(素晴らしい)」と、いただくたびに、私の心の中ではキラリと咲くのだ。
とてもありがたい。
ときには「これがなぜ評価されるのか」といったことは良く起きる。
そういったサプライズは私の何よりのモチベーションとなっている。